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突っ込みどころ多すぎな流水型ダムのアセスメント

今回はちょっと内容が難しいので、出来るだけ噛み砕いて説明していこうと思いますが、資料を見た時にこれはちょっと・・・という内容でしたので若干感情が入るかもしれませんので詳しく知りたい方は資料へのリンクを張っておきますのでご自身で内容を吟味してみて下さい。

流水型ダム、環境アセスメントの内容にメスを入れる。

2023年9月5日に環境調査結果が公表されました。
この内容について鮎釣り師であり、趣味で鮎の生態調査を行っている身として内容を確認していこうと思います。
主に資料2の111ページからとなります。
それ以外は専門外なので他の方に託します。

※私の主観が多く入っています。内容はご自身で資料を参照し吟味して下さい。

流水型ダム環境保全対策検討委員会

蒲島郁夫知事がちゃんと調査するようにと指示したはずですが、内容が最悪。
調査する人間が魚類について理解が無いのが残念でなりません。
オブザーバーの中に釣りや魚類に詳しい人を1人でも加えたらこんな内容にはならなかったと思います。

お願いだからもっと詳しくきちんと調査して後悔の無いようにして下さい。

環境調査結果 資料2 p.111

調査すべき情報の項目では地域の典型的な魚種として鮎を選定してますが、1種に限定するべきでは無く、様々な魚種を通年で調査する必要が有ります。
調査時期については春夏秋冬となってますが実際には6月から11月であり情報の欠落と言わざるを得ません。
調査時間帯についても夜間の必要な調査が実施されていない点も挙げられ、こちらも欠落・情報不足となります。
また、球磨川の流域調査であれば渡地点で調査を終了させるべきでは無く、球磨川河口までの追跡調査が必要であり、球磨川上流部の調査も同時に行う事で情報の正確性が担保されるものと思われます。現状では調査場所の選定としては不適格であるという事が言えるかと思われます。

夜の川を歩くとドジョウが砂の上で遊んでたりカマツカやオイカワが寝てたり、鮎が寝ぼけてフラフラしてたり超面白いので環境調査するなら絶対に夜(深夜)は欠かせないんですが。
また、闇夜と月夜でも種類が変わったりするので調査回数は多ければ多いほど良いんです。
場所によっても魚種は結構違ってくるので選定は的確に。ダムの影響範囲は最下流の河口まで続くので途中で止めてはいけません。

 

環境調査結果 資料2 p.112~p.116

調査地点については鮎調査地点(12地点)及び食物連鎖調査地点(15地点)が選定されていますが、資料p.111同様に河口までの調査を行うべきであると言えます。

横断工作物については調査地点として川辺川上流「竹の川取水堰」までとなっていますが、椎原ダムや砂防堰などが上流部に存在しており、正確に記載すべきです。
また、「全ての堰で魚道は設置されている」と言う点についても誤った情報であり、時期により魚道内に水が無い状態であったり、そもそも魚道が機能していない場所もある為、正確に記載すべきです。

p.114の粒径については調べた事ないので分かりません。

p.115-116については概ねその通り。

環境調査結果 資料2 p.117~p.121

p.117は魚類の項目について、魚種の調査不足。他魚種についても生息しているはずなので夜間調査などの実施が必須。

p.118からはと付いており詳細を知りたい。p.119~120のエリアにもヤマメが生息しており等で括るのは良くないのでは?

p.121についてはp.117同様。

環境調査結果 資料2 p.122~p.124

まず、鮎の放流については球磨川漁協が放流数をカウントし、放流場所も分かっている為放流個体数から採捕率を割り出して河川面積などのデータも同時に出す必要が有ると考える。
投網での採捕は場所、投網の大きさ、採捕者の技量に大きく左右される。また、河川内に岩盤や大岩が増える上流部では投網での採捕は難易度が上がる為一概に全体を比較するべきではない。

下流域で採捕効率が良いのは打ちやすいため。

採捕による調査を行うのであれば投網・刺網・釣り等様々な方法を検討すべき。

p.123~124は流速によって付着藻類が飛ぶのではなく、出水により砂利や砂が衝突する為、付着藻類が剥がれると思われる。
なお、資料に出てくるデトリタスとは生物の死骸や排せつ物が分解されたものです。

300㎥/sの流速と位置付けているが、調査回数を増やして要検討とすべきと思われる。
四浦と柳瀬の2地点では河川形状も異なる。また、渓流域でも調査すべきではないだろうか。
仮に私が調査するのであれば流速計を複数カ所(河川形状などを考慮)に設置して計測すると同時に、指定流速を出せる実験設備を借りて不純物(砂など)の有無で実際にどれくらいの流速で剥離するのかまで調べると思います。
というかそこまでしないと何故測ってるのかという意味がなくなる。
流速で苔が飛ぶと鮎の生育に影響が出るから測ってると思われるので、様々な条件で検証して頂きたい。

環境調査結果 資料2 p.125~p.126

ハミ跡の調査についてはカウント不可能と思われるが数値として出ている。
真っ黒に磨いてる石のハミ跡をどうやってカウントするのやら。
釣り人から笑われるぞ?

1㎡内に140個?100個?馬鹿にしてるのか。群れ鮎が通過した場所、縄張りアユが居る場所、トロ場、早瀬、急瀬色々な条件が有るからこそ釣り人はハミ痕を重視しているのであって個数がカウントできるとは思えない。また、闇夜や月夜によってもハミ跡は変わるので調査項目として入れるのであれば条件区分(トロ、チャラ瀬、早瀬、急瀬、荒瀬など)を設定し「有無」とするべきである。
去年の状況として、藤田上流でも真っ黒な場所もあるし河童橋周辺でも全くはんで無い場所もある。本当に調査したのか?グラフを適当に作ってないか?ハミ痕が有るから個体数も居るという事には必ずしも繋がらないので何故調査しているのかという点をはっきりして頂きたい。

p.126の鮎の産卵場所については川辺川5地点と言うはずがない。調査不足。また、調査時期が狭すぎる。川辺川では早い個体は9月末には婚姻色を出し始める。10月の末では遅すぎる。

10月頭には球磨川で錆鮎が釣れてる。ので調査時期が見当違いである。また、12月以降も球磨川上流部から供給された落ち鮎が産卵行動していたのを確認しているのでこちらに関しても期間が不適当であると言わざるを得ない。調査するならちゃんと調査して頂きたい。調査期間としては9月末~12月末まで週単位で調査の必要が有ると思われる。調査個所としては5キロ~10キロ範囲毎で産卵場となるような砂利場、砂利トロ、ゴロタ場などを選定すると良い。

環境調査結果 資料2 p.127~p.128

アユの遡上調査について調べるなら放流開始から漁協の放流を手伝って正確に生態を知ってからにして欲しい。
6月と8月に調査しました?遡上時期すぎてますが?

潜水目視?人間が魚道の近くに潜ってるのに魚が移動するわけない。
他の魚種だって人が居たら警戒度MAX ですが?

井手山堰(すす池)で遡上が一匹しか確認できない?
当たり前です。時期が違うんだから。
魚道に砂?去年も今年も遡上時期にちゃんと機能してましたが?
適当に言い訳付けないで欲しい

時期になったらちゃんと遡上してますよ。
今年の動画で良ければどうぞ。奥の方に魚道が有って鳥が稚鮎狙ってるでしょ。
登ってる証拠です。なお、毎年ここは登ってます。
※動画内で今年は最高みたいな事言ってますがこの後、濁水が続いて状況が一変しました。

川辺川第二ダムで遡上が確認できない?
魚道に水無いじゃん。
全量取水して下流干上がってるんだから魚が生き残れるはずない。

第二ダム周辺が豊漁だったのはダムが決壊して立て直してた時期だけです。
完成したらヤマメも鮎も壊滅。ふざけるなよ。おっと失礼(;^ω^)

他のダムも魚道に水無い場所ばっかりで登るはずがない。
だから放流してるんです。

遡上調査を行うのであれば、調査時期としては3月~7月。
調査方法としては水中カメラの定点設置、自動カウントシステムの導入。目視・潜水ならば個体に識別タグを装着(放流場所・放流日が分かるように)して判別なども良いかも知れない。

鮎釣ってみんね!からひと言。

流域の事を考えて、専門家が集結してきちんとした計画を立てて行動していればこんなに批判される事は無いと思います。
流水型ダムがダメとは私は言いません。
きちんと調査して、実験して、本当に知事が言うような緑の流域治水を実現できるのであれば文句は無い。
ただし、現状では流域の住民が置き去りになり、環境が置き去りになり、悲しい結末へ向かおうとしてるとしか思えません。

本当に流水型ダムが素晴らしいのであれば、是非、川辺川ダムを造る前に市房ダムぶっ壊して流水型に建て替えて下さい。
流域住民は治水機能が向上して、さらに水も綺麗になって超喜び、工事業者は建て替え工事で儲かって超喜ぶ。政治家は良い物作っただろって超自慢できる。

みんな喜べるかもしれませんよ。

第8回流水型ダム環境保全対策検討委員会 説明資料

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過去の流水型ダム環境保全対策検討委員会資料はこちらから

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