2020年 球磨川水系稚鮎放流情報 4/26現在
2020年 球磨川水系稚鮎放流情報
先週の放流情報を出す時間が無かったので今回は2週間分の放流情報になります。
また、4月いっぱいで天然稚鮎(球磨川河口産)の放流が終了するようです。
回復傾向だっただけに残念ですが仕方が無いかも知れません。
今年の球磨川漁協には期待しているので安心安全の下で何らかの対策を検討してもらいたい所です。
湖産や人口産の放流は少なからず生態系の異常を招くので天降川の天然海産放流や来年を見据えた落ち鮎時期の瀬戸石ダムのゲート完全開放交渉とか落ち鮎後期の禁漁など出来る事は沢山あると思うので頑張ってほしいです。
稚鮎放流状況
今回は4月6日~4月26日までの放流分になります。
放流数は現在、球磨川河口産154,141尾
今回は中間育成と北村養魚所、くまもと里海づくり協会分の放流も行われています。
現在の合計は844,562尾
球磨川河口産:154,141尾
中間育成:418,616尾
北村養魚所:147,163尾
くまもと里海づくり協会:124,642尾
球磨川漁協稚鮎放流グラフ
4月26日更新版グラフです。
青が放流数 オレンジが総数になってます。
オレンジの直線は予測線です。
球磨川河口産の汲み上げが4月いっぱいで中止となる予定ですので最終的には16万尾の天然稚鮎になりそうです。
例年通りの日程であれば23万尾程まで回復する可能性があっただけに残念です。

過去(2016年~2019年)の稚鮎放流推移
2019年球磨川水系放流量
球磨川河口産:538,206尾
中間育成:495,519尾
北村養魚所:455,000尾
くまもと里海づくり協会:108,499尾
合計1,597,224尾
今年の放流数がオレンジです。
いずれも球磨川河口産の天然稚鮎の放流数になります。
もっと詳しい過去の分も載せて欲しいと依頼があったので2016年放流分から載せる事にしました。

過去の放流量と今年の予測値
データを整理していたところ過去の放流量の一覧が出てきたので掲載しています。
今年の放流量は予測値(人工産については平年放流量)となっています。
現状で今年は過去最低の水準となっています。
※過去放流量数値にズレが生じていた為修正しました。2020年05月10日
訂正してお詫び申し上げます。

※2 熊本県栽培漁業協会による放流事業です。
現在はくまもと里海づくり協会が県からの委託を受けて放流事業を行っています。
※3 空白部分に関しては詳細不明若しくは放流数0尾となります。
人工産は中間育成・県委託・養魚所の3種の放流となりますが、中間育成の放流数に県委託及び養魚所の分が含まれている年が有ります。
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