2020年 球磨川水系稚鮎放流情報 4/5現在
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2020年 球磨川水系稚鮎放流情報
稚鮎放流状況が更新されましたのでご報告です。
今回は中間育成も放流されています。
稚鮎放流状況
今回は3月30日~4月5日までの放流分になります。
放流数は現在、球磨川河口産73,837尾
前回から5,376尾増加となりました。
また、今回は中間育成194,790尾も放流されています。
現在の合計は268,627尾です。
球磨川漁協稚鮎放流グラフ
4月9日更新版グラフです。
青が放流数 オレンジが総数になってます。
オレンジの直線は予測線です。
予測線は現状の放流数から算出したものなので今後変わっていくと思います。
現状の予測では約180,000尾の河口産放流となる見込みです。
良い方向に予測が外れてほしい所です。
過去(2016年~2019年)の稚鮎放流推移
2019年球磨川水系放流量
球磨川河口産:538,206尾
中間育成:495,519尾
北村養魚所:455,000尾
くまもと里海づくり協会:108,499尾
合計1,597,224尾
今年の放流数がオレンジです。
いずれも球磨川河口産の天然稚鮎の放流数になります。
もっと詳しい過去の分も載せて欲しいと依頼があったので2016年放流分から載せる事にしました。
過去の放流量と今年の予測値
データを整理していたところ過去の放流量の一覧が出てきたので掲載しています。
今年の放流量は予測値(人工産については平年放流量)となっています。
現状で今年は過去最低の水準となっています。
※過去放流量数値にズレが生じていた為修正しました。2020年05月10日
訂正してお詫び申し上げます。
注意事項※1 H23年以前は天降川や琵琶湖などから鮎を運搬していました。
※2 熊本県栽培漁業協会による放流事業です。
現在はくまもと里海づくり協会が県からの委託を受けて放流事業を行っています。
※3 空白部分に関しては詳細不明若しくは放流数0尾となります。
人工産は中間育成・県委託・養魚所の3種の放流となりますが、中間育成の放流数に県委託及び養魚所の分が含まれている年が有ります。
※2 熊本県栽培漁業協会による放流事業です。
現在はくまもと里海づくり協会が県からの委託を受けて放流事業を行っています。
※3 空白部分に関しては詳細不明若しくは放流数0尾となります。
人工産は中間育成・県委託・養魚所の3種の放流となりますが、中間育成の放流数に県委託及び養魚所の分が含まれている年が有ります。
ディスカッション
コメント一覧
いつもいろいろ貴重な情報を載せていただきありがとうございます。
しかし、新型コロナウィルスといい、球磨川の鮎放流数といい、あまりの状況に現実から目を背けたくなる気分です。
今年の異常な暖冬が、降海した稚魚の生残率を低下させたのでしょうか。
そうなると、温暖化が進めば、今年の状況が通常年のようになってしまうのでしょうか。
夢なら覚めて欲しいものです。
悲観的なことばかり書いてしましましたが、今後とも情報提供よろしくお願いします。
dragonさんコメントありがとうございます。
今年は本当に嫌な年ですね。
稚鮎の遡上が悪いのは暖冬の影響もあると思いますがそれ以外にも色々理由が沢山あると思います。
汲み上げをしている漁協の皆さんが新型コロナに罹らないかが今の所一番心配です。
年配の方が多いので。
遡上に関しては瀬戸石ダムが木っ端微塵に消えて遡上量と降海量が上がって河川・汽水域の環境が改善されるのが一番効果的だと思いますが現状では厳しいと思います。
また、人工稚鮎の継代若返りや魚道再整備、天降川からのフレッシュな鮎の購入なども効果はあると思います。
今年は放流量が少なければ尺鮎の確率が上がるのでプラス思考で考えると良いと思います。
今後もできる限り分かりやすい情報配信をしていきたいと思います。
こういう情報が欲しいとか良いアイデアがあればどんどんコメントか問い合わせお願いします。